水槽のコケ対策!ひげ状苔は原因と対処法を知ればこわくないよ

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突然ですが皆さん、水槽をいつも綺麗に維持したいですよね。

とは言っても水槽には水アカがついて白くなったり、水槽内にはコケが発生するので何もせずに放っておくと酷い事になってしまいますね。

水アカ汚れは掃除で落とせるのでさほど問題ではありませんが、コケはねこちらの言う事をなかなかきいてくれませんね。

アクアリウム水槽を始めて数週間もすると、ほとんどの人がこの苔の洗礼を浴びて一気にテンションダウン!こんなはずじゃなかったとやめてしまう人が沢山いますよね。

という事で以前こんな記事を紹介しました↓

アクアリストを悩ませるコケ対策!苔が生えない水槽7か条

これはコケを発生させない為にする事を「ヒゲ状苔」「 斑点状苔」「 アオミドロ・糸状藻(しじょうそう)」「 藍藻(らんそう)」という水槽を維持すると悩まされる事が多い苔の対処法や駆除について紹介しました。

こんな風にちょっと偉そうにいろいろ紹介しましたが、僕の水槽にもとうとうヒゲ状苔が我慢出来ないほど生えてしまいましたよ・・・。

いつもご覧いただきありがとうございます。

スローアクアリウム!にし!です。

今回はこの「ヒゲ状苔」の発生原因や駆除について紹介させていただきますので、よければお付き合いください。

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癒しのミニ水槽はこちらをどうぞ↓

Contents

ヒゲ状苔とは

ヒゲ状苔は、白や黒・茶色があり、その中でも黒ヒゲ苔は頑固で発生すると厄介な存在です。

上の画のようにアヌビアスの葉や、流木・石、更にはパイプやヒーターにも、要するにどこにでも発生しますよ。

そうなると水草の緑色やレイアウト素材を覆い尽くしてしまい、草原に灰を撒いたように全体がくすんでしまいますね。

ご覧のように綺麗な水草とはとてもとても言えませんね、酷いです。

ヒゲ状苔の発生原因

まず、このヒゲ状苔ですが水槽を立ち上げてしばらくは発生せず、水槽内の水質環境バランスが崩れた時に発生しやすく成ります。

ではヒゲ状苔の原因となる崩れた環境って何かというと・・

「リン酸」の分量が影響しているようです、ただこのリン酸は水草や植物にとっては必要な栄養要素ですね。

因みに植物にとっての3大栄養素は、窒素・リン酸・カリウムなので、このリン酸が全く無い環境下では水草の生育は難しいのですが、水槽内という限られた範囲ではリン酸の分量が多くなってしまいがちです。

なぜ?

まず基本的にソイル系の底床材は、水草の成長促進の為にリン酸を含んでいます。
(・・・このソイルを水槽底床に使う事でそれまで水槽内では育成が難しかった水草を誰でも簡単に育てられるようになったのです!)

そのような環境下で更に魚やエビなどの糞餌の食べ残しが水槽内に蓄積されて、リン酸の含有量を増やしてしまうからです。

更に残ったリン酸は放っておいても分解されないので、水槽内や魚の体内に蓄積されリン酸が増加してしまいます。

ではリン酸を適量に保つにはどのようにしたら良いのでしょう?

リン酸を適度に保つには

餌をあげ過ぎない

飼育している魚の数に合った量を、少量づつ様子を見ながらあげるようにしましょう。

過剰リン酸の元になる餌の食べ残しを少なくする為ですね。

水槽・水量に合う魚の数を飼育する

魚のサイズによっても違いは有りますが、概ね水量1ℓに対して1匹を目安に魚の数を決める。
魚の数に比例して、糞の量も増えるので適量を飼育するようにしましょう。

例えば、30cm水槽で水量12ℓなら12匹、60cm水槽で水量60ℓなら60匹を目安に飼う魚やエビの数を決めると良いと思います。

あくまでも水槽サイズに合う魚の大きさで考えましょうね。

定期的に水換えをする

↓こちらでも紹介しましたが
水槽の水換え頻度と量はどれ位?水換えって必要なの?

水槽の水換えは1カ月に水槽容量×2回分程度はしましょう。

その際は、底床やウィローモスなどに残っている糞や餌の食べ残しをパイプで吸い出してあげましょう。

水槽内に残しても何にもならないし逆に水を汚すだけなので。

それでもヒゲ状苔が発生したら

ではヒゲ状苔が発生したらどうしましょう。

まず大きく別けて通常のメンテナンスを見直す事と、吸着剤等を使ってリン酸を減らす方法が考えられますね。

アクアリストを悩ませるコケ対策!苔が生えない水槽7か条 でも言いましたが、苔を減らす云々と書かれている薬品は極力使いたくないので、先ずは日頃のメンテナンスを見直す事から始めました。

それでも駄目なら、リン酸吸着剤を使って減らす方法をとってみたいと思います。

水槽の水換え頻度を変更

まず、今まで水換えの頻度を1週間に1度3分の2だった所を、毎日5分の1程度の交換に変更しました。

毎日フレッシュな水を追加する事で、リン酸量を減らす為ですね。同時に交換時にゴミの吸い出しも行います。

餌の量を減らす

メインであげている餌は、ブラインシュリンプです。

こちらは生餌で栄養価も高く、特に乾燥餌や人口餌を食べないスカーレットジェムも食い付きがとても良いのであげていますが、一回に孵化させる量を半分くらいに変更。

更に餌の時間は濾過機を止める!

体長が1mmもないブラインシュリンプは自ら泳いで水槽全体に広がるので、簡単に給水パイプに吸い込まれてしまいます。

当然吸い込まれた分は魚の餌には成らず、ゴミと成ってリン酸の元になってしまうのを少しでも減らす為です。

照明点灯時間を短くする

通常1日8時間だった点灯時間を4時間に変更する事で、苔の成長を鈍くさせる目的ですね。

幸い陰性水草中心のレイアウトなので、苔が落ち着くまでは点灯時間を短くし、同時に 二酸化炭素 添加時間も減らしました。

浮き草を投入する

今の水槽内はリン酸が多い栄養用過多状態と思われるので、浮き草に栄養を吸収してもらってリン酸を減らす為です。

この場合は、浮き草では無く普通に水草を多く入れても良いと思いますが、立ち上げから3年以上経つ水槽で他の水草を植えるスペースが無かったのでそうしましたよ。

苔を食べてくれる魚を追加する

苔を掃除してくれる魚・生体は数多くいますが、このヒゲ状苔にはフライングフォックスが効果有りますね。

まとめ

3週間程このように様子を見たところ少し良く成りましたが、前のようには未だ成っていません。

やはりヒゲ状苔はなかなかしぶとい苔ですね!

まあ確実に減ってはいるので効果の程はそれなりに有ると思います。

ただしヒゲ状苔が発生してから対処するよりも、普段から生えにくい管理をする方が後々ずっとらくですよ。

次は、リン酸吸着剤なる物を入手したのでさっそく使って様子を見たいと思います。

近々報告出来ると思うのでその時またぜひご覧ください。

では、スローアクアリウムライフ!にしでした。

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