水草水槽レイアウトに必要な二酸化炭素(CO2)を添加する

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最初にネイチャーアクアリウムってなに?

淡水の水景を水槽内に作り、川や湖などを

住み家とする魚を泳がせ、水草を育てる事で

水中の生態系や情景を水槽内で再現する。

簡単に言うとこんなところでしょうか、

では生態系を水槽内で再現する事など

本当に出来るのでしょうか?

ネイチャーアクアリウムを

否定している訳では有りませんが僕の答えはNOです。

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癒しのミニ水槽はこちらをどうぞ↓

Contents

こんにちは、スローアクアリウムライフ!にしです。

自然界における様々な条件やバランスを

人工的に完璧に作り上げ、しかも維持する

など水槽内で出来るとは思えないからです。

ただし長い年月を掛け、

幾つものアクアリウムブランドや愛好家

によって多くの用品や器具が考え出され

研究も進んだ現在では、

完璧な再現は無理でも近い環境を水槽内で

再現する事は出来るようになりました。

特に近年の進化は素晴らしく、

30年前では水槽内で育成させる事すら

困難だった水草を成長させ、

密生させられるまでになりました。

それも高い知識や技術が必要な訳でもなく

初心者でも割と簡単に出来るようになりました。

特に水中に二酸化炭素を効率良く添加出来る

ようになった事は、水草レイアウトにとっては大きな変化ですね。

光合成に必要な成分

植物は太陽光を浴びて光合成をおこない

成長しますが、ただ光を浴びるだけでは光合成を

行えません、太陽光に加え重要な要素が二酸化炭素(CO2)です。

大気中のCO2(水中は水に含まれるCO2)

と太陽の光によって光合成を行い成長するのです。

光合成によって、植物からは酸素が排出されます。

小学校の理科の授業で習った内容ですね。

僕ら人間を含む動物は酸素を吸ってCO2を

排出していますが、それを植物が酸素に変え

大気のバランスをとっているんですね。

お互い持ちつ持たれつの関係で成立っていると思うと緑は少しでも多く残さなければいけないと強く思います。

CO2を添加すると

自然の河川や水景には豊富にCO2が

含まれているのに対し、水槽内では空気に

触れる面積も少なく絶対量に限りがあります。

水草によってはCO2をたくさん必要とする

物も有れば、少なくてすむ物もありますが

CO2が不要な植物は存在しません。

シダ類やクリプトコリネ等の陰性植物と

呼ばれるタイプでは、CO2を多く必要と

しませんが添加無しと有りではやはり

添加してある場合の方がより良く成長します。

水道水であってもCO2は含まれているので、

照明をあてる事で水草はある程度の成長はします。

しかし、そのままではCO2濃度は下がって

しまいます、より良くより多く成長し群生する為

には水槽内にCO2を添加して、濃度を上げる必要があります。

更に、CO2添加によって水質も弱酸性に傾くので、水質改善にも役立ちますね。

リシア
実際にCO2を添加すると、早い物で

2時間程で盛んに気泡を溜め始めます。

これが光合成によって排出される酸素です。

特に陽性水草は添加の恩恵を受けやすく、

葉から気泡が上がっていく様は

見ているだけでも楽しい物です。

中でも、リシアやパールグラスの気泡は見事ですので是非体験してみてください。

CO2添加方法

効率良く水槽内にCO2を添加するには

どうすればよいのでしょう?

CO2が添加された水というと、

皆さんご存じなのが炭酸水ですね。

簡単なのはその炭酸水を水槽内に入れて

あげれば良いのですが、定期的に追加する

必要があるので現実的な方法では有りません。

それに生体が入っている水槽に間違えて

大量の炭酸水を入れてしまうとショックを

起こして最悪の場合は生体が全滅してしまいます。

安全に水槽内にCO2を添加するには、やはり専用の器具の使用をお勧めします。

CO2添加器具の紹介

CO2ボンベからデュフューザーを通して

水槽内に二酸化炭素を細かい泡状にして添加します。

その際バブルカウンターで確認しながら、

スピードコントローラで添加量を決めます。

水草の量や水槽のサイズによって添加量を

決定するのですが、大体の場合1秒間に

1~3滴を目安にすると良いでしょう。

僕の場合30cm水槽(水量12L)の

セット初期は1.5秒に1滴、

水草が成長したら1秒に1滴を目安に添加しています。

それで74gボンベ1本で6~7週間はもちます。

同時に、電磁弁とタイマーを併用して

照明が点灯している間のみ添加するようにセット

すれば便利です。

詳しいセット方法は文章ではお伝えし難いので、

こちらの動画をご覧ください。CO2器具の設置方法

CO2添加時の注意点

1、CO2は照明器具が点灯している間だけ添加するようにしましょう。

消灯時に添加をしても水草は吸収してくれず

水槽が炭酸水になってしまい魚等生体にダメージを与えてしまいます。

2、配管は確実にしましょう。

隙間が有るとガスが漏れてボンベが1日も持ちません。

3、その他器具の取扱説明書を読んで、間違えたセットをしないようお願いします。

まとめ

ご覧いただいたように水草の育成にはCO2は

どうしても必要な成分です。

植える水草の種類によって添加量の加減をする事で、より良く成長させる事が出来るように成るのでCO2添加をお勧めします。

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