水槽のレイアウトを作っていて、
石も置いた。
流木も入れた。
水草も植えた。
魚も泳いでいる。
それなりに形にはなっているんだけど……
「なんか上手くまとまらないなぁ」
なんて思う事ありません?
僕は結構あります。
一つ一つを見ると、そんなに悪くないんですよね。
流木も気に入っている。
石の形も悪くない。
水草も少しずつ育ってきた。
でも水槽全体を見ると、
「んー、なんか違うなぁ……」
という感じ。
僕自身、レイアウトについてはまだまだ勉強中なので、毎回思ったように作れるわけではありません。
むしろ、
作ってみる。
眺めてみる。
少し直す。
また眺める。
そんな事の繰り返しです。
そんな中で最近ちょっと気になったのが、デザインで使われる「点・線・面」という考え方です。
これ、水槽レイアウトにも使えるんじゃない?
という事で、今回は僕なりに水槽に当てはめながら考えてみようと思います。
いつもご覧いただき有難うございます。
スローアクアリウムライフ!にし!です。
水槽レイアウトにもデザインの考え方が使える?
水槽レイアウトを作る時って、
石をどこに置こうか。
流木をどちらへ向けようか。
この水草はどこに植えようか。
そんな事を考えますよね。
僕もほとんどそんな感じです。
ただ、色々置いているうちに、
「あれ?最初に考えていたのと違ってきたな」
という事もあります。
そこで一度、水槽の中にある物を少し違う見方で見てみます。
それが、
「点」
「線」
「面」
です。
最初に聞いた時は、なんだか難しそうだなと思ったんですが、考えてみると意外と単純です。
水槽の中で目立つ場所。
物の向きや流れ。
水草などがまとまって見える場所。
そんな感じで考えれば良いのかなと思います。
まずは「点」を探してみる
最初は「点」です。
僕なりに考えると、
水槽を見た時に自然と目が行く場所。
そんな感じでしょうか。
例えば、
ちょっと特徴のある石。
形の良い流木。
赤い水草。
大きめの水草。
魚が集まっている場所。
こういう所は目に入りやすいですよね。
水槽を少し離れて見てみると、
「あ、自分は最初にここを見ているな」
という場所があると思います。
それが一つの「点」になるのかなと思います。
全部を目立たせなくてもいい?
レイアウトを作っていると、
この石も格好いい。
この流木も見せたい。
赤い水草も入れたい。
魚も綺麗に見せたい。
ついつい色々入れたくなりますよね。
僕もやってしまいます。
せっかく買ったんだから使いたいんですよ。
でも色々目立たせようとすると、逆にどこを見ればいいのか分からなくなる事があります。
そういう時は、
「この水槽の中で一番見せたいのはどこだろう?」
と一度考えてみる。
僕の場合は、それだけでも少し整理しやすくなりました。
全部を主役にしなくてもいいんですよね。
点は真ん中じゃなくても良さそう
目立たせたい物というと、水槽の真ん中に置きたくなります。
僕も以前は、つい中央に置きたくなっていました。
でも色々なレイアウトを見ていると、少し左右にずらしているものも多いんですよね。
例えば、大きめの流木を少し左に置く。
その根元に石をまとめる。
すると自然と左側に目が行きます。
さらに流木が右上へ伸びていれば、そのまま視線も右へ動いていく。
こうして見てみると、
「ああ、これが線なのかな?」
と少し分かってきます。
次は「線」を見てみる
水槽の中で分かりやすい線といえば、やっぱり流木でしょうか。
流木って結構方向がありますよね。
右上へ伸びていたり。
左へ倒れていたり。
上へ立ち上がっていたり。
何となく置いていた流木でも、少し離れて見ると結構強い方向がある事に気付きます。
石の並び方も同じかもしれません。
大きな石から小さな石へ続いていたり。
奥から手前へ並んでいたり。
水草も、背の高さを少しずつ変えると流れが出てきます。
こういう物をまとめて「線」と考えると分かりやすい気がします。
向きを少し揃えるだけでも違う?
流木を何本か使っていると、
一本は右。
一本は左。
一本は上。
気付いたら全部違う方向を向いている事があります。
もちろん自然の中では、木が綺麗に同じ方向を向いているわけではないので、それが悪いわけではありません。
ただ、自分の水槽を見ていて、
「なんとなく落ち着かないな」
と思った時は、流木の方向を少し見直してみてもいいのかなと思います。
全部をきっちり揃えるのではなく、
何となく同じ方向へ流れている。
そのくらいでも良さそうです。
左下から右上へ。
奥から手前へ。
中央から外側へ。
そんな流れが一つあるだけで、水槽の見え方が少し変わる気がします。
魚の動きも線になる?
ここは僕も面白いなと思ったところです。
魚も泳いでいるので、当然動きがあります。
特に小型魚が何匹かまとまって同じ方向へ泳いでいると、水槽の中に流れが出来ますよね。
レイアウトを作っている時は、石や流木ばかり見ていますが、魚が入った後では印象が変わる事があります。
魚も水槽の一部なんだなぁと改めて感じます。
そして「面」
最後が「面」です。
最初は面と言われても、正直あまりピンと来ませんでした。
でも水槽を少し離れて見てみると、
「あ、この辺りは全部緑に見えるな」
という場所があります。
前景草が広がった場所。
後景草がまとまっている場所。
石が集まっている場所。
砂が広がっている場所。
こういうまとまりを、一つの面として見るようです。
水草を一本ではなく塊で見る
僕は水草を植える時、
ここにも少し。
この隙間にも少し。
こっちにも植えてみよう。
なんてやってしまう事があります。
その時は一生懸命なので気にならないんですが、後から見ると……
「あれ、ずいぶんバラバラだな」
なんて事があります。
そんな時、水草を一本一本見るのではなく、
「この辺りを緑の塊にする」
という感じで考えてみると、少し分かりやすくなります。
同じ水草をある程度まとめて植えると、離れて見た時に一つの面として見えてきます。
僕もまだ上手く出来るわけではありませんが、この見方を知ってから水草の植え方を少し意識するようになりました。
点・線・面を水槽に当てはめてみる
例えば流木を中心にした水槽なら、
一番目立つ流木や石が「点」。
流木の伸びている方向が「線」。
周りに植えた水草が「面」。
そんな感じでしょうか。
水草を中心に考えるなら、
赤い水草を「点」にして、
水草の高さで「線」を作って、
後ろの緑の水草を「面」にする。
こういう考え方も出来そうです。
もちろん、
「これは絶対に点!」
「これは線!」
と決める必要はないと思います。
水槽を少し整理して見るための考え方。
そのくらいが僕にはちょうど良さそうです。
全部を考えながら作るのは大変
ここまで点・線・面について書いてきましたが、
実際に水槽を作りながら全部考えるのは、僕にはちょっと無理です。
流木を持ちながら、
「これは線だから……」
石を置きながら、
「ここは点で……」
なんてやっていたら、途中で分からなくなりそうです。
なので僕の場合は、
一度作ってみる。
少し離れて見る。
写真を撮ってみる。
その後で、
「主役はどこだろう?」
「流れはあるかな?」
「水草がバラバラになっていないかな?」
と確認するくらいが良いのかなと思います。
写真にすると意外と分かる
前回、水槽の色について書いた時にも触れましたが、写真に撮ってみるのは結構おすすめです。
実際に水槽の前にいる時は、魚も動いていますし、水面も揺れています。
どうしても色々な所を見てしまいますよね。
でも写真にすると、一枚の絵になります。
すると、
「この流木だけ違う方向を向いているな」
とか、
「全部同じ高さに見えるな」
とか、
「どこが主役なのか分からないな」
という事に気付く時があります。
僕自身も写真を見て、
「あれ?」
と思う事が結構あります。
スマホで正面から一枚撮るだけなので、レイアウトに迷った時は試してみてもいいと思います。
色と一緒に考えるとさらに面白い
前回の記事では水槽の「色」について書きました。
今回の点・線・面と色は、結構相性が良い気がします。
例えば、
緑の水草が広がる面。
その中に赤い水草を少しだけ入れて点にする。
さらに流木を斜めに伸ばして線を作る。
そんな感じです。
もちろん、実際に思った通りに出来るかどうかは別の話です。
僕も頭の中では綺麗な水槽が出来ているんですが、実際に作るとなかなかそうはいきません。
そこがアクアリウムの難しいところであり、面白いところでもありますよね。
水槽レイアウトに正解はないと思う
色々調べていると、
構図。
比率。
視線誘導。
色のバランス。
色々な考え方が出てきます。
知れば知るほど、
「水槽レイアウトって難しいなぁ」
と思います。
でも、全部知らないと水槽を作れないわけではないですよね。
自然の川や池を見ても、石や木が計算して置いてあるわけではありません。
それでも綺麗です。
なので今回の点・線・面も、
「こうしなければいけない」
というものではなく、
自分の水槽が何となくまとまらない時に思い出してみる。
そのくらいで良いんじゃないかなと思います。
まとめ
今回は、水槽レイアウトを少し違った角度から見るために、デザインの三要素「点・線・面」について考えてみました。
僕自身、まだまだレイアウトは勉強中です。
なので今回書いた事も、
「こうすれば綺麗な水槽が作れる!」
という話ではありません。
ただ、自分の水槽を眺めていて、
「なんでまとまらないんだろう?」
と思った時に、
どこが一番目立っている?
流木や石の向きはどうなっている?
水草はまとまって見える?
そんな感じで見直してみると、何か気付く事があるかもしれません。
僕も次に水槽を作る時は、少しだけこの三つを意識してみようと思います。
実際にやってみたら、
「全然上手くいかなかった!」
なんて事もありそうですけどね。
それも含めてアクアリウム。
少しずつ試しながら、自分が気に入る水槽に近づけていければ良いのかなと思います。
それでは、スローアクアリウムライフ!にし!でした。

