中景後景の定番ロタラを使って有茎草を楽しむ! 植え方・増し方・育て方

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有茎草と言えば取りあえずロタラ(ロターラ)が思い浮かびますよね!

ロタラは色や種類が沢山あって、後景に密生しているだけでとにかく絵になるし、何と言っても簡単にそれなりに育ってくれるところが良いですね。

こんにちは、

スローアクアリウムライフ!にしです。

水槽レイアウトは基本的に、前景・中景・後景へと徐々に背を高くすると思いますが、ロタラはこの中景から後景を担当する水草です。

先ずは良く使われるロタラを幾つか紹介しますが、それぞれのコメントには僕の所感が入っているので必ずしも皆さんの条件と合わない場合もあります。

その辺は了承してください。

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癒しのミニ水槽はこちらをどうぞ↓

Contents

種類が豊富なロタラを紹介します

グリーン ロタラ

ショップでロタラと言えば、多くの場合このグリーンロタラが販売されていますね。

丈夫で初心者の内から安心して育てられます。

画像のように、緑色で小さめな葉を沢山付けて群生させられるので、水草レイアウトの入門には最適な種類ですね。

トリミングや差し戻しなどの基本を覚えるにはちょうど良く、真っ直ぐに伸びてくれて群生させやすくとても扱いやすいタイプですよ。

ロタラ インディカ

グリーンロタラと葉の形状が一緒で、色が赤系のタイプです。

単体で使用しても良いのですが、緑の中のアクセント的な存在としても良く使われるタイプです。

緑から赤へのグラデーションを表現したい場合などにはもってこいの色合いを見せてくれます。

グリーンロタラ同様にトリミングや差し戻しに強く、扱いやすい種類ですね。

ロタラ ナンセアン

葉の形状が細く密に生えてくれるので、後景でのボリューム感を持たせたい場合などに重宝します。

グリーンロタラよりも少し濃い緑と特徴的な葉の形は、クリプトコリネやアヌビナスとの相性はバッチリですよ。

トリミングや差し戻しにも十分に耐え丈夫なのですが、光量やCO2が多いと広がりやすく真っ直ぐ伸びてくれない傾向にあるので、以外と他種との混成が難しいタイプです。

ロタラ マクランドラグリーン

若干丸みを帯びた葉が特徴的なロタラで、名こそグリーンと入っていますが条件が合うと黄色から赤系になります。

幹が赤いので単体で群生させるととても綺麗ですよ。

トリミングや差し戻しには他のロタラと比べて若干注意が必要で、若い内のトリミングは避けた方が無難です。

群生させた後は、光の届きにくい下葉から枯れてしまうので、光量に注意するか中景草を使って下部分を隠してあげると上手くまとまりますよ。

ロタラ マクランドラ

別名レッドリーフバコパ。

赤がとても綺麗な、赤系レイアウトの定番とされるタイプです。

育成にはCO2と高光量は必須で、水質も鉄分を多く含んだ方がより綺麗な色合いを見せてくれます。

他のロタラに比べ葉が大き目なので、特にミニ水槽ではバランスを考えた分量を植えるようにしましょう。

ロタラを増やす

ロタラに限った事では有りませんが、有茎草のほとんどでトリミングと差し戻しを繰り返して面積を広げながら、密生度を増して群生させる事が出来ます。

ちょっとオーバーに言うと、一本のロタラから水槽全体に面積を広げる事が出来ますが、実際には数本から10本程度の束で販売されているので、水槽サイズに合わせて欲しい種類を必要数植えるようにします。

植え方は1本づつピンセットで底床に差し込みます。この場合の底床は養分が豊富なソイルの方が成長が早く、生育も良いようです。

植栽は出来るだけ1本1本を近付けて植えるようにすると、より密生度が増して後々綺麗に群生させられので、なるべく寄せて植えるようにしましょう。

増やす為のトリミング

トリミングって言いますが、レイアウト全体を整える為だったり、古くなった葉を取り除く為だったりと目的によってその方法は違ってきます。

ここでは有茎草のボリュームを増す為のトリミングについて紹介しますね。

先ず有茎草は節(幹から枝が出ている所ですね)の真上部分でカットすると、その後カットした所から2本ほど新芽が枝分かれして出てきます。

更にその出てきた幹の上部の節をカットするとまた2本幹が出て来ます。

この時点で最初の1本から4本に増えていることになります。

このようにして徐々に量感を増して行く事が出来ます。

最初に植える本数によって広がるスピードも違ってくるので、早めに仕上げたい場合は最初から多めに植えるようにすると良いと思います。

トリミングのタイミングですが、まずは植えてから先端が水面に届くまでじっくり待ちましょう。

水槽の水深によって差は有りますが、植栽後1週間から10日程で水面まで届くので1回目のトリミングをすると良いでしょう。

それも最初はなるべく下、底床に近い節部分でカットするようにしましょう。

後々下から量感を持たせる事ができます。

せっかく伸びたところで勿体ない気がしますが、しっかりと根付いた後はすぐに新芽を出すのでばっさりいっても大丈夫ですよ。

こうする事でトリミングの度に増えて行くので、最初に上部分からトリミングを始めてしまっては逆に勿体ない結果になってしまいますね。

差し戻し

差し戻は底床に空きが有る場合、トリミングして切り取った幹の下部分の葉を差しやすいように取り除いて差し込みします。

そうする事で面積を広げ、より群生させられます。

根付いて伸びた後は、他と同じようにトリミングを繰り返してどんどん増やしてみてください。

二酸化炭素(CO2)と高光量は不可欠

ロタラに限らず有茎草のほとんどは、CO2添加は効果絶大です。

CO2添加によってより光合成を促進させらるので、光も沢山あげる必要が有ります。

その辺の事に関してはこちらでも詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。

水草水槽レイアウトに必要な二酸化炭素(CO2)を添加する

光量に関しては、多い方が良いですが多過ぎると苔の発生原因にもなるので、バランスを考えて照明器具を選びましょう。

参考までに、30cm水槽で蛍光灯だと30W~40Wで十分に光を得られますよ。

LEDならADAのアクアスカイ301クラスでしっかりと育ちます。

まとめ

今日は有茎草ロタラについて紹介しましたが、いかがでしたか? 水草レイアウトの醍醐味のひとつに陽性水草の群生が有りますが、そんな中でもロタラはとても扱いやすく割と簡単に育てる事が出来るので、トリミングや差し戻しの練習にはもってこいだと思います。

またロタラは種類や色も豊富で、僕のようにミニ水槽にもちょうど良いサイズの種が沢山有るので、皆さんも是非試してみてくださいね。

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