今年も春が来ました。
が!今年はなかなか暖かくならないですね。
新潟の桜はまだまだつぼみですが、我が家の桜はこんな感じで8分咲きってところでしょうか。
部屋の中は暖かいですから、あと数日で満開になりますね。
こんにちは!
スローアクアリウムライフ!にし!です。
部屋の桜が綺麗に咲き始めたのでついお見せしてしまいました。
Contents
水草レイアウトに不可欠なウィローモス
さてさて! 今回の本題はウイローモスです。
このウイローモスって水草レイアウトでは若干脇役寄りな存在ですが、自然感を演出する為には結構重要なアイテムですよね。
活着させるだけで石があたかも長い年月を過ごした岩のように見える。
味気の無い流木を森の中の倒木っぽくする。
そうする事で簡単に他の素材と馴染んでくれる点も重宝しますよね。
●ウィローモス
●学名:vesicularia dubyana
●分類:ハイゴケ科ヴェシクラリア属
●分布:東南アジア
活着性がある苔の一種で、濃い目の緑色がレイアウト全体に落ち着きを出してくれます。
ウィローモス栽培の注意点と対処法
さてこのウイローモスは育てやすいのですが、レイアウトして維持するとなると難しい所も有りますね。
下の画像はチャームさんのウィローモス紹介ページのものです。
めちゃめちゃ綺麗に仕上がってますよね。
これだけ綺麗に育てるって結構難しいんですよね。いったいどのようにメンテナンスしているのでしょう。
ウィローモスを育てるうえで気を付けたい事
- 活着後ある時点から爆発的に成長して、放って置くと他の水草を飲み込むように増えてしまう。
- 厚くすると下側から茶色く枯れてしまい汚れて見えるので、適度にトリミングをしましょう。
- 苔取り生態に食べられやすい。特にフライングフォックスとヤマトヌマエビは、このウィローモスが大好きで気が付くと葉が落ちた木のようにしてしまいます。ウィローモスを栽培する場合は特に導入直後は避けて、オトシンクルスとエビならミナミヌマエビだったら大丈夫ですね。
- 水に浮かない性質なので、トリミングするとあちこちに散らばって回収が面倒。
このように生育は簡単でも、他の水草とのバランスを考えながらレイアウトを維持するとなると案外難しい面も持っていますね。
では、この点をどう克服したら良いのでしょう。
これはウィローモスだけに限りませんが、先ずは全体のレイアウト形状を決める。
そして他の水草を飲み込む前に日頃は、その形を保つように伸びた所を定期的にトリミングするとよいですよ。
トリミング後に散らばった葉を放っておくと、あちこちに活着して一面ウイローモスに覆われるなんて事になります。
それも味があって良い場合も有りますが、それはちょっとというレイアウトの場合は、ホースを使って吸い出すようにしましょう。
僕の場合は、水換えの前にトリミングをして、水換えをしながら吸い出す事が多いです。
根元(活着部)が茶色く汚れてしまうについては、厚くしてしまうと成る事から、光が届かない下部が成長不良を起こしてしまうと思われます。
これも定期的にトリミングする事で防げると思います。
また、根元部分にはゴミも溜まりやすいのでミナミヌマエビに掃除してもらうようにしましょう。
二酸化炭素Co2は必要か?
ウィローモスは陰性水草なので二酸化炭素を添加しなくても育ちます。
ただ二酸化炭素を添加した方がウィローモスが元気に育ちますよ、特に色合いが良く成ります。
茶色く枯れたように成りにくいので、広範囲に活着させる場合や、早めに成長させたい時は二酸化炭素を添加すると良いと思います。
二酸化炭素の添加については
で詳しく紹介していますよ。
ウイローモスをトリミングしてみた
こちらの画像は、前回のトリミング後10日程放っておいた様子です。
結構好き勝手に伸びてしまっていますね。
特に後景付近なんて伸び放題でボサボサ状態です……
まあこれはこれで良い場合も有ると思いますが、このレイアウトではちょっと目立ってしまうような気がするので切ってしまいます。
はい、トリミングしてみました。
どうでしょう?「構図が悪いよ」って基本的な部分のご意見も有るとは思いますが、その辺の事はちょっと置いといてください。
あくまでも今回はウイローモスについてですので……。
なんか理由になってないような気もしますが。
ウイローモスのトリミングについては、1回のトリミングでカットする回数も多いので
ADAの「プロシザース・スプリング」だと便利ですよ。
このハサミはスプリング式になっていて、ハサミを開く動作を省く事が出来る所が良いですね。
これですね⇒ADA プロシザース・スプリング
まとめ
普段このウイローモスを当たり前のようにレイアウトに使って来ましたが、活着から成長までは簡単でも、水草レイアウトでは意外に難しいと思っています。
同じように感じている人も多いんじゃないかと思って、水槽レイアウトにおけるウイローモスについて紹介させてもらいました。
参考にしてもらえたらとても嬉しいです。
では、
スローアクアリウムライフ!にし!でした。