水槽を掃除してくれる熱帯魚!苔取り生体のその実力はどれ程?

シェアする

まず皆さんに伝えたいのは「苔が生えない水槽は無い!」って事です。

水槽に水を張って生物を育てている環境下では、苔も同じように適用してしまうので黙っていても苔は勝手に生えてきます。

更に言えば、生物を入れなくても水槽に水が張られていれば苔は生えます。

もっと言うと苔が育たないような環境下では、水草や熱帯魚も生きられないという事ですね。

とは言っても、苔は美観を損ねてしまうので何とかしたいと思うのは当たり前。

せっかくレイアウトを決めて、綺麗な水草を育てても苔だらけの水槽では楽しみも半減以下ですね。

これまで、「苔対策」「苔を駆除」について幾つか紹介してきました。

↓これですね

アクアリストを悩ませるコケ対策!苔が生えない水槽7か条

水槽のコケ対策!ひげ状苔は原因と対処法を知ればこわくないよ

水槽のコケ除去に成功!黒ヒゲ苔対策に最大級の効果はこれですね

まだの方は是非ご覧ください。

今日はその苔対策に効果のある生体について紹介したいと思います、よかったらお付き合いください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




癒しのミニ水槽はこちらをどうぞ↓

Contents

苔取り生体に過剰な期待は禁物!

苔取り生体と言われる生き物は沢山いますが、彼らは特に苔取り用に品種改良された生き物ではないのですね。

いかにも苔を取ってくれる便利な熱帯魚のように聞こえますがそうではなくて、他の熱帯魚よりも草食傾向が強くて苔も食べる事から、そのように扱われていると思った方が良いですよ。

中には苔しか食べないオトシンクルスのような生体もいますが、どちらにしても育って4~5cm程しかない生体が水槽内の苔を食べ尽すにはかなりの数を飼育しなくてはって事になりますね。

アクアリストを悩ませるコケ対策!苔が生えない水槽7か条 でも紹介しましたが、一番の苔対策は普段の水槽管理で苔が生えにくい水槽内環境を作る事です。

あくまでも苔取り生体はその補助的な存在程度に考えておいた方が良いです。

なので、これから紹介する生体に過剰な期待をするのではなく、他の魚達と同じように飼育を楽しむ事が大事ですよ。

苔取りやお掃除が出来る生体を紹介

サイアミーズ・フライングフォックス

たえず水草や石などをつついて苔を食べてくれます。

ヒゲ状苔や糸状の苔を好んでいるようですが、しっかりと苔が生えてしまった後から投入しても、硬くて歯が立たないようです。

何かの手段を講じて苔を弱らせてからであればそれなりに効果が見込めます。

どちらかと言うと、苔の無いうちから入れておいて苔の生え始めの若いうちに処理をして貰った方が良いのではないでしょうか。

銀色に黒いラインが特徴的で、上の写真のよう非常に可愛らしく群れてくれるので苔取りだけの為では勿体ないですね。

ただし、長く飼育していると巨大化する事と、柔らかい葉を食べ尽くして茎だけにしてしまう事があるので、特にウィローモスを植えている水槽には入れない方が良いでしょう。


オトシンクルス

写真はオトシンクルス・ネグロというタイプです。オトシンクルスよりも活発に動き回って、ガラス面や給排水パイプや時にはアヌビアスなど、水草に吸盤状の口で吸い付くように苔を食べてくれます。

オトシンクルスの特徴は苔しか食べないので、苔が無い水槽に入れると餌を取る事が出来ず、いつのまにか居なくなってしまいます。

このオトシンクルス、体色は地味ですが動き回る姿が愛嬌があって見ていて飽きない魚です。


コリドラス

コリドラスは苔は一切食べませんが、水槽に残った餌などを掃除してくれます。

こちらは、コリドラスの中でも一番小さいチビコリのハブローススです。

大きくても3cm程なのでミニ水槽に丁度良い大きさですね。

他にも、コリドラス・ジュリーやコリドラス・パンダなど沢山の種類が居てコリドラスばかりを飼育する、愛好家も多いです。

コリドラスはどのタイプも絶えず水槽の底床を穿りながら餌を探すので、底床は砂の方が良いですよ。

コリドラスについては、コリドラス飼育法!底魚の生態・餌・種類・混泳について

でもう少し詳しく紹介してますので、よろしければ合わせてご覧ください。


石巻貝

石巻貝はご覧のようにガラス面や石に張り付いて苔を削るように食べて?くれます。

僕的にはこの石巻貝が他の苔取り生体に比べ、苔取りとしては一番働いてくれると思っています。

入れている水槽と入れていない水槽では、入れている方がガラスの綺麗さに差が出るので割りと重宝していますよ。

それに石巻貝は汽水域でしか繁殖しないので、淡水水槽では増える事も無く安心して水槽に入れておけますよ。


ヤマトヌマエビ

よく苔対策としてはヤマトヌマエビとミナミヌマエビどっちが良い?って悩むようですが、実際にはヤマトヌマエビの方が体格も大きくて、苔取りとしてはヤマトヌマエビの方が能力が高いと思います。

ただし、ヤマトヌマエビは体格が6cmにもなり、特にミニ水槽で小さな熱帯魚を入れている場合は非常に存在感が出てしまうので、あまり多くは入れられないでしょう。

また、なかなかの大食漢なので柔らかい葉の水草も食べる事が有ります。そうなると苔そっちのけで水草を食べ漁るので、ロタラなど小さな葉の水草が入っている場合は注意が必要ですよ。


まとめ

今日は苔取り生体について紹介させてもらいましたが、いかがでしたか?

最初にも言いましたがこの苔取り生体は、確かに苔を食べてくれますがその能力には限界があるので多大な期待をしてはいけませんね。

それよりも紹介した生体の中には、動きだったり外見が特徴的なものが多いので、水槽内を彩る生き物の一つとして飼ってみてはいかがでしょうか。

それではスローアクアリウムライフ!にし!でした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




シェアする

フォローする