ミニ水槽って手軽に置けて水換えやメンテナンスもサクッと出来るので、部屋のあちこちに置いてもそんなに苦にならないのが良いですよね。
特に最近は色んな形の小型ミニ水槽が販売されているので、置く場所に合わせて机上とか出窓や小さなキャビネットの上にも、何となくお洒落に置けますよ。
いつもご覧いただき有難うございます。
スローアクアリウムライフ!にし!です。
ミニ水槽には小さいなりの苦労は有りますが、デメリット部分を理解すればそれ程苦にはなりません。
その辺の事については以前、ミニ水槽で水草レイアウト!小型水槽のメリットとデメリット で紹介していますので、合わせて是非ご覧ください。
という事で今日は、ミニ水槽にぴったりな熱帯魚グリーンネオンテトラについて紹介したいと思います。
Contents
グリーンネオンテトラの特徴
グリーンネオンテトラ
学術名:paracheirodon simulas カラシン目カラシン科
別名:ロングラインネオン
分布:アマゾン川上流
適正水度:21~28℃
水質:弱酸性~中性
サイズ:最大で3cm
ネオンテトラとそっくり?
一見すると同じカラシンのネオンテトラやカージナルテトラと似ていますが、見分け方は頭部から尾びれまで体の真ん中を真直ぐに伸びるグリーンブルーのラインで見分けられます。
グリーンネオンテトラの中にも、ネオンテトラのように尾びれにかけて赤色が出ている個体も見られるので、わかりにくい場合も有りますが頭部から尾びれまでラインが通っている事で見分ける事が出来ます。
こちらがネオンテトラです↓
先程の画像と見比べてもらうと、違いが解りますね。
ネオンテトラはとてもポピュラーで、ザ・熱帯魚的な存在なので皆さん良くご存じだと思いますが、グリーンネオンテトラの方が飼い込むうちに体色が濃く深みを増して来るので、水草レイアウトには馴染むと思いますがどうでしょう。
臆病な性格ですよ
グリーンネオンテトラはとにかく臆病で、水槽に人が近づくだけで陰に隠れてしまいます。
ただし、ずっと隠れているわけでは無く少し間をあけてすぐに泳ぎ始めるので、周辺で動く物への警戒心が強いんだと思います。
長期間飼育をしていても、ゴールデンハニー・ドワーフグラミーのように人に慣れるような事は無いですね。
臆病だからこその群泳
そんな臆病な性質からかいつも団体行動で、環境に慣れると群泳しなくなると言う事も無く、我が家の水槽では常に10匹程が群泳してます。
そんなわけで写真撮影には困った事は無いです。
逆に言ってしまうと、このグリーンネオンテトラは10匹以上を群泳させる事で魅力を発揮する種ではないでしょうか。
一度飼ってみるとわかりますが、とにかく色合いが深くてネオンテトラやカージナルテトラとは違うどこか気品のようなものを感じます。
病気や寿命について
グリーンネオンテトラに限った事では無く、他の熱帯魚同様に白点病や尾腐れ病などには気を付ける必要は有りますが、普通に水槽メンテナンスをしていれば防げるので、さほど神経質になる必要はありません。
水槽のメンテナンスについては前に、水槽の水換え頻度と量はどれ位?水換えって必要なの?やミニ水槽で水草レイアウト!小型水槽のメリットとデメリットでも紹介したので、興味が有る方一度ご覧ください。
寿命について、経験上ですが恐らく他のどのカラシン系の品種より丈夫で長生きですね。
代表的なネオンテトラやカージナルテトラ、ファイヤーテトラなどは少しづつ減って、時々追加する事が多いのですが、我が家のグリーンネオンテトラは正確に言うと2年前に15匹投入して、今でも13匹がしっかりと泳いでいます。
この寿命については、購入時の年齢もマチマチなのでしょうから、あまり無責任な事も言えませんが、グリーンネオンテトラは丈夫な品種だと思います。
混泳は?
成魚でも3cmとサイズ小さめなので、攻撃的で体格が大きな品種との混泳は避けた方が良いです。
例えばエンゼルフィッシュは見た目おとなしそうですが、見事なアタックを仕掛けるので物陰から出てこなくなるでしょう。
他にもシクリッド系も気性の荒さを見せる個体が多いので、混泳には注意した方が良いですね。
基本的に、同サイズでおとなしい品種を選べば問題なく混泳しますよ。
僕の場合現在、36cm水槽にグリーンネオンテトラ13匹、ファイヤーテトラ5匹、スカーレットジェムが10匹(雄4雌6)とコリドラス・ハブローススが2匹を混泳させています。
36cm水容量19ℓにしては少し多めに飼育していますが、それぞれコリドラスが底層・スカーレットジェムが低層・テトラ系が中層以上とある程度の住み分けが出来ているので、特に問題無く混泳出来ているようです。
餌は何をあげると良いか?
グリーネオンテトラは餌へのこだわりは有りません。
乾燥餌でも生き餌でも基本的に何でも食べてくれますが、ブラインシュリンプなどの生き餌飼育の方が体色(発色)が良いようです。
繁殖について
テトラ系は飼育するだけなら丈夫で初心者向けですが、繁殖となると急にハードルが上がってしまいます。
グリーンネオンテトラも同じで、一般的な鑑賞目的の飼育では繁殖は無理と考えて良いでしょう。
今までグリーンネオンに限らずテトラ系の繁殖を確認した事が無く、おなかに卵を抱いている個体を見た経験も残念ながら有りません。
という訳で、繁殖方法などをお伝えする事はできませんが、水槽内の環境が上手く合致すれば繁殖させられるかもわかりませんね。
まとめ
今回は小型ミニ水槽にちょうど良いサイズのグリーンネオンテトラについて、紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
熱帯魚と言えばネオンテトラが有名なので、この種の色合いは敬遠されがちですが、水草アクアリウム水槽にこのグリーンネオンテトラはとても良く馴染んでくれるので、どんなレイアウトにも合うと思います。
他のテトラ系に比べて若干値段が高めなのが気になりますが、まだ飼育した事が無い方は是非一度水槽に入れてみてください。
きっと満足するとおもいますよ。
では、スローアクアリウムライフ!にし!でした。