苔取り用に石巻貝を水槽に入れてる人って多いですよね、我が家の水槽にも入っています。
この石巻貝はガラスや石の表面とかアヌビナスの葉っぱなんかを綺麗にしてくれてとても重宝しますね。
で、この石巻貝って苔を食べるだけではなくて、もしかして水の浄化に一役かってるんじゃないか???
ってふと思いました。
確証は有りませんが、石巻貝を投入すると水槽が落ち着くし水の透明度も上がるような気がしますが実際の所どうなんでしょうか?
こんにちは!
スローアクアリウムライフ!にしです。
という事で今回は、石巻貝が入っている容器と入っていない容器にアヌビアスナナとアカヒレを入れて、半年間観察してみましたが違いは有ったのでしょうか?
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その前に石巻貝ってどんな生き物?
石巻貝は河川から河口まで広く分布し淡水でも汽水でも生きられる貝類です。
石や岩に着いた藻類を食べて成長します。
また繁殖は雌が岩などに直径1mm位の白い卵嚢を産み付け、その卵嚢には100個程の卵が入っています。
ただし卵が孵化するのは汽水域だけです。
淡水の水槽内で増える事はないので、安心して飼育出来るのですが、孵化しない白い卵嚢を石に産み付けます。
これが結構目立ちます、特に山谷石など黒い色の石では非常に目立ってしまい景観もあまり良くないです。
対策は大きく育った貝は産卵するので小さいサイズの石巻貝を入れることです。
ショップで購入する際に小さい物を選ぶとよいですよ。
では、検証開始!
2016年7月21日
このようにボトルを2つ用意して、それぞれに白い砂利とアヌビナス・ナナ・プチをそれぞれにセットしました。
で、向かって右側のボトルに石巻貝を入れて検証開始します。
このあとなるべく他の水槽と同じ環境になるようにアカヒレを1匹ずつ入れて餌も与えます。
2016年9月10日
検証開始から1カ月半が過ぎました、この時点ですでに左右のボトルの違いが分かるようになりました。
明らかに石巻貝が入っている右のボトルの方が綺麗ですね。
2016年10月11日
更に1カ月。見た目では9月の時点とあまり違いがわかりません。
石巻貝入りボトルは透明度を保ってますね。それにアヌビナスは根付いているようです。
2016年11月15日
検証開始から4カ月目。明らかにボトルの透明度に違いが出てますが、どうでしょう?石巻貝がガラス面の苔を掃除してくれてるだけでしょうか?
良く見てみるとなんとなく水の濁り具合にも違いが有るように見えますが。
気になるのは右の方が砂利とガラスの間に藍藻(らんそう)が出てしまっていますね。底床だけ見ると石巻貝の入っている方が汚れてるようです・・・
2017年1月11日
6カ月経過したところです。
見た目はもう一目瞭然ですね!どちらも中のアカヒレは健在ですが左は見る事さえ出来ないほど苔に覆われてるのに対して、右はしっかりと透明度を維持出来ていますね。
左ボトルのアップです。
長期間放っておいた水槽ってこうなってしまいますね。
普段ならこうなる前に掃除とかするので、
皆さんはこんな事は無いと思いますが…….。
対して右ボトルはこんな具合に水もガラス面もとても綺麗に見えますよ。
まとめ
取りあえず、石巻貝を入れたボトルと
入れないボトルで半年間検証をしてみましたが
あらためて石巻貝の苔取り効果を実感しました。
ただ、中のアカヒレやアヌビナスには
これといって違いは感じられないので
もう少しの間検証を続ける事にしました。
次はもう少し詳しく水質や、
生体の変化などについて検証して
報告したいと思います。