氷漬け魚展示のスケートリンク問題について思ったこと

シェアする

5000匹の魚を氷漬け展示したアイスリンクに非難の投書や書き込みが多く寄せられたと、YAHOO NEWSで見た時はショックでしたが、その時はこの件はスルーするつもりでした。

確かに日ごろ魚に接している者にとっては、生きていた魚を氷漬けにしてその上でスケートをするなど決して気持ちの良い話では有りませんね。

ただそれは僕が生きている魚を好きだからであって、それが他の動物ならどうなのか?

いろんな人が居てこれもまた現実なわけです。

僕自身過剰に動物愛護を掲げるつもりも無いから、そういった物に興味を示す人も居てそれはそれで当り前なんだと思いました。

また、他の記事内でのリンク広報の方のインタビューでは、「海の生き物の生命も含めて世界を感じていただく」旨の意図が紹介されていて、読む限りではコンセプトを持って展示していると感じたのです。

しかし、その後数日で展示を中止しリンクの再開も未定と発表されました。

だったら最初からやらなければ良かったんだと思います。生き物を扱う場合は、賛成派・反対派とどちらも存在するはずなので、そういった企画をする場合は慎重に行うべきで当然反対意見に対するリスクマネージメントも必要だと思います。

記事内でも「ご来場いただければ展示の意図もご理解いただけるはずです。」と自信持って答えていたはずなのにね。

これだけの数を展示する為に、何人もの関係者で打ち合わせをして始めた企画なんでしょうが、反対意見や炎上騒ぎを経て取り止めた時点で、広報の方が「命を含めた……」という言葉が後付けでとても軽いものになってしまいましたね。

最後に……

これまでもこういった生き物を扱う事によってのバッシングや炎上問題が度々発生していますが、その後の対応からは、動物や生命に対する人間のおごりをどこか感じてしまい後味の悪い結末ばかりのような気がします。