水槽レイアウトのコツ!黄金比を使ってまとめる!

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突然ですが、いつもレイアウトコンテストの画像を見ては自分のレイアウトのチープさにゲンナリしてます……。

発想力とか意外性などは感性の問題だと思いますが、それ以前に一見しただけで凄いと思うレイアウトはみんな美味しい所はしっかりと抑えている事に気付かされますね。

レイアウトの基本的な構図に凹型・凸型・3分割法や遠近法なんかを皆さん駆使してますよね。

こんにちは!

スローアクアリウムライフ!にしです。

という事でここでは、そんなデザインの基本である黄金比を水槽レイアウトに応用してみたいと思います。

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Contents

黄金比 [Golden Ratio] とは?

黄金比とは1.6対1(8:5)の法則です。

正確に言うと、1.6180339887・・・・対 1 で人が目にした時に最も美しい比率とされています。

身近な物ではスマートフォンの画面や名刺の縦横比がまさしく1.6対1黄金比です。

また、歴史的建造物のパルテノン神殿やピラミッドやノートルダム大聖堂などにも使われています。(これには諸説あるようで現代になってからの後付けとの見解も有りますので定かではありません)

現代においては、前出のスマートフォンの画面や自動車や家具家電・文房具デザインに、はたまたWEBデザインにまで、多くの物にこの黄金比が使われています。

水槽レイアウトもデザイン!構図に黄金比を使わない手は有りません。

とは言え、水槽レイアウトは建物やスマホのようにきっちりと線をひける物でもなく、どちらかと言えばランダムに自然感を演出したいところです。

では実際どのように水槽レイアウトに黄金比1.6 : 1 を使ったら良いのでしょう。

黄金比を水槽に当てはめる

黄金比 1.6 : 1 を各水槽の幅・高さ・奥行きにあてはめてみました。

●W30cm H24cm D18cm水槽
W18.5cm : 11.5cm / H15cm : 9cm / D11cm : 7cm

●W36cm H26cm D22cm水槽
W22cm : 14cm / H16cm : 10cm / D13.5cm : 8.5cm

●W45cm H30cm D27cm水槽
W27.7cm : 17.3cm / H18.5cm : 11.5cm / D16.6cm : 10.4cm

●W60cm H36cm D30cm水槽
W37cm : 23cm / H22cm : 14cm / D18.4cm : 11.6cm

黄金比の求め方は、求めたい辺の長さ(X)÷2.6で出た値(Y)が1で、その値(Y)×1.6の値が1.6となります。

例)30cm(X)÷2.6=11.538(Y)/ 11.538(Y)×1.6=18.461ですので、30cmの黄金比は18.5cm:11.5cmと求められます。

レイアウトに取り掛かる前に、水槽の各辺の黄金比を確かめておきましょう。

ここからは画があった方が解りやすいので30cm水槽を例に紹介します。

先ずは水槽を前面から見てます。

図が解り難くてすみませんが青い四角が水槽とご理解ください。


図①・・・正面から
30golden-frontこの図①の場合、30cm水槽向かって左側から18.5cmと底から15cmに黄金比ポイントを設けました。

そのポイントに囲まれた緑色の場所に石や流木を設置する構図で考えてみます。


図②・・・側面

30golden-side更に側面から見た図です。

奥行きが18cmなので、奥から11cm底から15cmに黄金比ポイントを設定します。


図③-A ・・・上から
30golden-up01

図③-B ・・・上から
30golden-up02

そして上から見た図は2パターン、Aは左右どちらも奥から1.6に対してBは向かって左側を奥から1.6右側は奥から1を黄金比ポイントとしました。

今回はBのパターンを使います。


実際のレイアウト写真

黄金比を参考に実際にレイアウトしてみます。

今回は30cm水槽を向かって左側に重点を置いてのレイアウトとなります。

水槽のサイズや構図によって黄金比の使い方に多くのバリエーションが有るはずですが、ここは最もシンプルな構図で始めたいと思います。

黄金比でアイテムを配置

いきなり素材を配置した画からですが、黄金比の話なので途中は割愛しました。

先程の図に従って石(ADA苔石)と流木(ADAスリムウッド)を仮置きしてみました。

向かって左側苔石の一番高い所が、底から1.6に相当する高さの15cmで、見難いですが奥の苔石の右端が水槽左側から1.6に相当する18.5cmの位置になっています。

このレイアウトですと右側が大きく空くので、給水パイプとヒーターを右側に配置しています。
※ヒーターは縦置き出来ない物も有るので設置の際は取扱説明書に従うようにしましょう。

黄金比で配置上から

こちらは上からです。

後方の苔石右端が黄金比1.6に相当する位置に配置して有ります。

水槽前面側は配置バランスを考え前までせり出していますが、親石の位置は後ろから1.6に相当する11cmの位置となっています。

右側がちょっと寂しい感じですが、これを基本にしてその他の素材を配置してみたいと思います。

また、流木にはボルビティスを活着させる予定です、大きく成る品種なので成長後の姿も考えつつのレイアウトとなります。

黄金比で配置

石の配置を若干変更し、砂(ADAラプラタサンド)を敷いて今回のレイアウトはひとまず完了です。

目的は黄金比1.6対1にこだわるなので、最後までこだわってレイアウトをしてみました。

水草の成長具合で、こだわった黄金比が無駄になってしまうという危険も含んでますが、基本的な所は抑えてあるつもりです。

今後どのように変化するか見守っていきたいと思います。

まとめ

今回はデザインの基本である「黄金比」を水槽レイアウトに使ったらどうなるかという視点で、実際にレイアウトしてみました。

これが最良という訳ではありません、僕の場合バランス感覚がまだまだ未熟なのでこのように決めて取り掛からないと、散漫なレイアウトになってしまいます。

そんな事を意識しなくても絶妙なバランス感覚でレイアウトされている方も沢山おられ、見ていてとても羨ましいです。

反対に僕と同じようにレイアウト構図で悩んでいる人も沢山いると思いますが、今回のこの記事を少しでも参考にしていただければ幸いです。


◆案外癒されるアクアリウム映像はこちら

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コメント

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