コリドラス飼育法!底魚の生態・餌・種類・混泳について

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コリドラスはいつも水槽の低層、特に底部分をモグモグしている魚ですね。

良く水槽のお掃除担当として紹介される品種ですが、動きに愛嬌があってずっと見ていても飽きない事や種類が多い事からコリドラスだけを飼育している人もいる程人気が高い品種です。

と言う事でここでは、コリドラスの生態や繁殖や餌などの飼育について紹介しようと思います、良ければお付き合いください。

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Contents

コリドラスの生態

コリドラスはたえず底床の砂やソイルに口を突っ込んで餌を探しているので、残った餌を掃除してくれる熱帯魚として重宝されていますが、そのしぐさや行動がブサ可愛くて多くのアクアストを虜にしてくれる存在です。

分布・分類

多くのコリドラスは南米に広く分布し、アマゾン川などの浅瀬に群れで生息しています。

分類はナマズ目[siluriformes] / カリクティス科[callichthyidae] / コリドラス属[corydoras]

ここまでの画像でもわかりますが、口の周りのヒゲがナマズの仲間を連想させますね。

ちなみに餌を探している時は、口と言うよりもヒゲを砂に突っ込んで探しているようです。

水質

淡水で弱酸性~中性の日本の水道水で問題無く飼育する事が出来ます。

ただし、カルキ抜きは必須なのと水質の変化に弱い面もあるので、購入後の水合わせはしっかりと行うようにしましょう。

水温

水温は20℃~28℃と割りに広く適応しますが、夏場の水温上昇時期は他の熱帯魚と同じように注意が必要となります。

25℃くらいで活発に動き回るので、適温は25~26℃ですよ。

性格

穏和でおとなしい種類が多く、ほとんどの魚と混泳可能です。

アクアショップで多く販売されているコリドラスは基本的に心配はありませんが、気性が荒い種類もいるので珍しい品種を購入する際は確認しましょう。

性格とはちょっと違いますが、稀にヒレに毒を持つ品種も存在しています! これもショップで多く扱っているポピュラーなタイプでは心配ないので、ご安心ください。

代表的なコリドラスを紹介しますよ

とにかく品種が多く、コリドラスの仲間は100種以上いるとされています。

中には希少性が有りなかなか見る事が出来ないコリドラスも沢山いますが、ここでは飼育しやすく他の熱帯魚とも相性が比較的に良い品種を紹介させていただきますね。

コリドラス・アエネウス

コリドラス・アエネウス アルビノ

コリドラスと言えば、このアエネウスが真っ先に思い浮かぶのは僕だけでしょうか。

上のタイプが通称「アカコリ」、下がそのアルビノ「白コリ」といって、古くから飼育されています。

どちらも育てやすく体長は6cmくらいまで成長します。

コリドラス・ベネズエラオレンジ

オレンジ色が特徴的なこのベネズエラオレンジは、地味目な品種が多いコリドラスの中で紅一点的な存在ですね。

成長しても5cm程なので、小型ミニ水槽でも安心して飼育する事が出来ますよ。

コリドラス・パンダ

白と黒の色彩が特徴的ですね。

こちらはペルー原産で見た目コントラストがきつめな印象ですが、実際に飼育するとそんな事もなく白砂の場合は特に良く馴染みますよ。

コリドラス・ステルスバイ

ブラジルのグァポレ川原産ですが、一般に流通している多くはブリード物と言って良いでしょう。

逆に言えば、繁殖もわりに容易なのでブリードの入門的に飼育するのも良いですね。

サイズはコリドラス・ベネズエラオレンジやコリドラス・パンダより一回り大きく、6cmくらいまで成長します。

黒に白の斑点模様に、胸ビレ辺りのオレンジ色が特徴的なとても綺麗な品種です。

コリドラス・トリリネアータス(コリドラス・ジュリー)

コリドラス・ジュリーとして長い間親しまれているコロンビア、ブラジル、ペルーと南米大陸に広く分布している品種です。

コリドラス・ステルスパイと似ていますが、一回り小さくて最大でも5cm程なのと不規則な斑点模様に黒い背ビレが特徴です。

飼育も難しくなくコリドラスの入門用には最適ではないでしょうか。

コリドラス・ハブロースス

人気のチビコリですね! コロンビア、ベネズエラ原産で最大サイズが3cm程の最も小さなかわいいコリドラスですよ。

穏和な性格で他魚との混泳可能ですが、臆病なのでサイズが違い過ぎる魚や、気性が荒い魚との混泳は避けるようにしましょう。

体格が小さいので一度に多くの餌を食べませんが、反面食欲旺盛な面も有り餌が不足すると痩せてしまいます。少ない量を小分けに与えると良いです。

コリドラスの餌は?

コリドラスは水槽の底にたまった餌を掃除してくれるから専用に餌は与えない、って人多くないですか?

コリドラスを飼育するうえで失敗するのがこのパターンです。

僕も始めは勝手にそう思って、他の熱帯魚に乾燥餌をパラパラあげるだけでした。それだけでも確かに底床には食べ切れなかった餌が残りますが、コリドラスが満足する程は残らないですね。

なので、コリドラスには専用に餌をあげるようにしましょう。

コリドラスはたえず底床を口でほじるようにして餌を探しているので、水面や水中を浮遊する餌にはあまり興味を示しません。

コリドラスの餌としては生き餌! 乾燥餌! など色々ありますが、どちらにしても底床に沈む物を捕食します。

幾つか紹介しますね。

キョーリン クリーンイトメ

イトミミズを冷凍した物で、コリドラスの喰い付きはとても良いです! とにかく食べます! ブロック状に冷凍してあって1ブロックで5・6匹分の量が有るので、飼育数に合わせてカットしてあげてください。

水槽内では融けてバラバラになるので、容器に入れて底に置いてあげると散らからずに済みますよ。

テトラ コリドラス

キョーリン ひかりクレストコリドラス

乾燥餌ではこのようなタブレットタイプが、しっかりと底まで沈んでくれてコリドラスも食べやすいようです。

底床には砂が良いよ

コリドラスを観察するとわかりますが、口を砂に突っ込んでモグモグしてエラから砂を吐き出しています、おそらくその過程で餌を選んで食べているのでしょう。

時々ではなくて絶えずその行動を繰り返しているので、底床材は細かな砂、それも角が尖ってないタイプが良さそうですね! 目の粗い砂や、ゴツゴツした砂だと口の中が痛いだろうし。

砂ではなくてソイルという選択も有りますが、このようにモグモグする事でソイルの粒が崩れてソイル自体が長持ちしないです。

で、お勧めの底床材はこちらです。

津軽プレミアム

国産の津軽プレミアムという名前の砂で、粒が1mm~2mmと非常に小さくて、角も尖ってないのでコリドラス以外にも、砂に潜る生体にも安心ですね。

↓これも良さそう

アマゾン川源流の白砂

コリドラスのふるさとアマゾン川から採取した砂です。説明によると粒が1mm以下でカルシウムや鉄分が溶け出しにくいようなので、水質に影響なさそうだし、何と言ってもこの白さは他ではあまり見ないですよね。

未だ使った事は有りませんが、僕も次はこれでレイアウトしてみたくなりました。

↓更にもう一つ

ADA ラプラタサンド

こちらも粒が細かくてサラサラした底床の演出にちょうど良い感じです。色は白ですが、白すぎず石や流木との相性とても良いですね。

コリドラス用にも安心して使えますよ。

ADAは通信販売していないので、ADAショップでしか手に入りません。

ADAラプラタサンドのページはこちらです

底床メンテナンスで気を付けたい事

コリドラスはお掃除してくれる熱帯魚だから、底床の砂はほったらかしでも大丈夫と思いがちですが! それは全くの反対ですよ。

絶えず砂に口を入れているので、汚れた砂のまま放置するとコリドラスに悪影響です! 汚れを口に入れるわけですから、そこから病気になる事だってあるので定期的に汚れた砂を吸い出して砂の入替えをするようにしましょうね。

面倒だと思った人、こちらで砂の入替え動画をご覧ください! それほど面倒な作業ではないですよ。

ラプラタサンド入替作業を公開 laplata sand exchange

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