次のレイアウトは何にしようか悩んだ末「龍王石で湧水レイアウト」に決めた訳ですが、この龍王石がなかなかの曲者で、石組みだけで丸一日かかってしまいましたがなんとか出来ました。
その時の様子がこちらです⇒龍王石で湧水レイアウトに挑戦するよ！龍王の湖底
いつもご覧いただき有難うございます。
スローアクアリウムライフ！にし！です。
今日はその龍王石石組みレイアウトに水草を植栽して行きますので、良ければお付き合いくださいね。
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キューバパールグラスを植える
久しぶりのキューバパールグラスです。
実を言うと何年か前に一度「前景草」に使いましたが、当時は値段が高くて一度に沢山植える事が出来ず、さらに思うように広がらずで途中で別の水草に変更したという苦い経験がありました・・・。
そうADAの侘び草が出る前の事です。
そんな訳でちょっとキューバパールグラスは敬遠していたのですが、やっぱり鮮やかな緑が広がる地面を再現してみたくて再挑戦します。
前景でも全体でも広げるのだったらグロッソティグマでも良いのですが、３０ｃｍのミニ水槽という事もあり葉のサイズが小さいキューバパールの方が今回は良さそうですがどうでしょうかね。
で、用意したのがこれ！↑
トロピカ社の組織培養１－２－ＧＲＯＷ！ これだけ入ってて１カップ1,000円以下です。
これだけあれば初めからそれなりに広範囲に植えられそうですね。
それも見た感じめちゃめちゃ調子良さそうじゃないですか？
では、早速植栽します！
と言いたい所ですが、この培養水草は寒天状の培地に根付いているので、その寒天を綺麗に洗い流さないといけないです。
この作業を端折って植えると後々カビが発生するらしいですよ。
ところがこの作業、２カップ分終えるのに１時間近く掛かってしまいました・・・・
水草の種類にもよると思いますがキューバパールは葉も根もとにかくミニマムで、洗面所に椅子を持ち込んで腰かけて必死な作業です。
なんとか洗いながら株分けしたのがこれ↓
こんな感じに作業終了です。（ステントレーなので反射で見難くてすみません）
いよいよ植栽です。
ハイ完成！
植えると言うよりも根をピンセットで掴んで、ソイルに置く感じです。
今回は「ミスト式栽培」と考えているので、水上というか陸上での作業になります。（ミスト式栽培についてはこの後紹介しますね）
水中での作業は水が濁って見えにくかったり、水草が浮かないようにしっかりとソイルに差し込まなければいけませんが、ミスト式栽培の場合はそういった事も無く作業効率がとても良いのでものの数分で終了しましたよ。
最終的にこの前景から斜面にかけてキューバパールがビッシリ生える予定なのですが、上手く育ってくれれば良いのですがね。
ミスト式栽培でキューバパールを成長させる
この状態で注水してしまうとソイルが崩れそうなので、キューバパールが根付くまでミスト式栽培にする事にしました。
ミスト式栽培って何？
ミスト式とはご覧のように水草を植えた後に霧吹きを使って全体を湿らせて、後はラップで水槽の蓋をして栽培します。
こうする事で取りあえず水草は水上葉を展開して根を張り、ソイルをしっかり掴んでくれます。
植える水草の種類や底床（ていしょう）の素材や、光量などの環境の違いにもより期間に差が出ますが、注水出来るまでには１か月程度は掛かると思うので、じっくり待てる人限定の栽培方法です。
案外多いミスト式のメリット
ミスト式の良い所は、注水せずに水草を栽培出来るのでソイルが崩れないなどレイアウトに影響を与えない栽培方ですが、その他にもメリットはありますよ。
メリット１：レイアウトが崩れにくい
特にソイルに傾斜があるレイアウトは、水中では徐々に均されて傾斜が無くなってしまいますが、水草が根を展開するとソイルを掴んでくれるので崩れ難くなります。
ミスト式の栽培では水草が十分に又はそれなりに育った後で注水するので、ソイルが崩れ難くレイアウトを保ちやすいです。
メリット２：水槽立ち上げ初期のトラブルを回避しやすい
水を張った水槽立ち上げ初期に有りがちな苔の発生を防げる。
特に底床がソイルの場合は溶け出す養分量と、植栽初期の水草が成長していない状態では水中のバランスが養分が勝ってしまうんですね。
その余分な養分を取り除く為に初期は頻繁な水換えが必要ですが、ミスト式では水を張って無い分その手間を省けますよ。
メリット３：レイアウト変更が簡単にできる
水を入れて無い水槽ではちょっとしたレイアウト変更をしても、ソイルがなだれ込んできたり舞い上がったりしないのでとてもやりやすいですよ。
実際に今回も３回程石の位置変更をしたのですが、トラブルも無くできましたよ。
今日のまとめ
と言う事で、今回はミスト式でキューバパールグラスに挑戦していますが、このまま１０日くらい様子を見ながら、他の水草を植えてみたいと思います。
ちなみに他の水草はショートヘアグラスとウィローモスの予定です。
なんかこのままだと注水して生態を投入するまで時間がかかりそうですが、のんびりじっくりと作って行きたいと思うので皆さん良ければこの後も、ゆっくりとお付き合いください。
では、スローアクアリウムライフ！にし！でした。
